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2016年2月9日火曜日

憂鬱と鬱病の境界線、しっかり区別する必要性とは






鬱病の患者で
鬱病について知っている人は
何%いるのでしょうか?
そういう私ですら、ここ最近まで
なんとなくしか把握していませんでした。
というよりも、患者のみなさんが
私と同じ気持ちだとすれば
鬱病について詳しくなんかなりたくない
と思うのではないでしょうか。
私もこうして落ち着いた時間が無い限りは
鬱の事なんで忘れてしまいたいです。

『自分では調べたくない、でも知りたい』
そんな方は、是非この記事を読み進めて下さい。


鬱病とは、どんな状態なの?

これまで、
メカニズムや専門用語を踏まえた説明記事を
何度も書いてきました。
今回はあえて、特殊な言葉や見解を
おおざっぱにわかりやすく書かせていただきますね。

憂鬱は、誰しもが抱えるもの
安易に『気分が優れない、鬱病かな』とは
思わないでください。
鬱病は、本来そんなに曖昧な病気ではありません。
脳の働きにより、負の感情しか現れない状態であり
れっきとした病気なのです。
憂鬱感というのは、
それを引き起こしている原因があり
原因の重さや及ぼす期間もまちまちです。
健康な場合は、楽しいイメージや出来事により
その感情から抜け出すことが出来ます。
鬱病は、負の感情から抜け出せない状態であり
状況的にはとても深刻です。
そのため、
統計的にも自らすすんで心療内科にかかる人は
とても少ないそうです。
そのことを踏まえても、すすんで受診する場合は
自分が鬱病であると思い込まない
心の準備が必要です。


みんな、鬱病と診断されたい

実際、私の印象では
心療内科にかかり『鬱病です』と診断され
そこから実際に鬱病を発症してしまうケースが
あるようにも思えます。
というのも、心療内科では、
患者の状態こそが判断基準で
『鬱病と診断され、はっきり病気だと言ってほしい』
なんて思っていると、実際に鬱病と診断されます。
他の科と違い、
患者の精神面を考慮する必要もありますし
鬱病と診断しない限り、薬の処方もできませんから。

病としてハッキリさせることは
人によって回復への道標となる場合があるでしょう
しかし、そこから思い込みにより
鬱病へはまってしまうケースがある事を
知っておいてください。


憂鬱と鬱病の見極めとは

ここで重要になってくるのが、憂鬱と鬱病の境が
どの辺りなのかです。
期間でいうと、2週間憂鬱な状態が続くと
鬱病の可能性を疑われます。
よく抑うつ(よくうつ)状態という言葉が使われますが
これは2週間を過ぎても変わらず
気分が落ちた状態を指します。
ただ、憂鬱な時ほど人はやる気を失いますので
憂鬱感が続いた時は、自ら積極的に
気分転換を行いましょう。
なぜなら、
ここも見極めの大きなポイントとなります。
鬱病の場合は、自分の力では
良い方向へ気分が切り替えられません。
その時初めて、『何か異変が起きている』と
実感できることでしょう。
その場合は、早めの受診をオススメします。
色々な気分転換を試して、
少しでも改善するのであれば
むしろ自信を持って『自分は鬱病ではない』と
その可能性を振り払いましょう。


まとめ

鬱病は、れっきとした病気です。
しかし思い込みで
実際に発症するリスクは避けたいですね。
なにより、私のように薬なしでは辛くて過ごせない
こんな状態にはなって欲しくありません。
大切なのは、
『自分がなぜ、憂鬱なのか』を知る事です。
冒頭でも書きましたが、
これはとても勇気のいること。
負の感情と向き合うのは、
かなりの苦痛を伴うかもしれません。
しかし、自分の傾向や
自分の苦手とするものを知るのは
今後大きな武器となります。
積極的な気分転換
憂鬱の分析
この二つを意識して生活を豊かにしてくださいね。

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