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2018年3月11日日曜日

禁煙の効果は20分後からはじまる




“禁煙をして効果が現れるのは5年後”
一度は耳にする言葉です。
実際に、
5年間、禁煙をすると
肺癌リスクは半分になる
と医学的にいわれています。
(ちなみに、10年では10分の1)
とはいえ、喫煙者にとっては
喫煙時の満足感と比べてしまうと
その遠い道程に、禁煙をためらう方も
少なからずいらっしゃると思います。
特に、イライラを抑えたり
憂鬱感を紛らわすために吸っている方にとって
タバコから離れることは
とても難しい行為なのかもしれません。

ただ、禁煙することで得られる健康は
肺癌だけではないことも
忘れてはいけません。


禁煙の効果はすぐに現れる

タバコを吸ってから20分経過すると
早くも体に変化が現れます。

喫煙直後には、ニコチンやタールの影響で
血管の収縮
血圧の上昇・脈拍数の増加
といった変化が起こります。
これは気持ちにも影響を与えます。
交感神経が過剰に働き
ストレスを感じやすい状態に陥ります。

喫煙から20分経つと、
血圧・脈拍が正常化して
気持ちが安定します。
最初の禁煙効果は
20分後には現れはじめるのです。


禁煙効果を時間経過ごとに見てみる

では、その後
禁煙を続けるとどんな効果が表れるのでしょう。

8時間後
血中酸素濃度が増加しはじめます。
体へ充分な酸素が送られます。
動機などの気持ちへの影響が
緩和されていきます。

48時間後
味覚・嗅覚が回復してきます。
味やや香りなど
普段より敏感に感じることができ
より食事などを楽しむことができます。

72時間後
ニコチンが完全に体内から消えます。
器官支が広がり、呼吸が楽になります。
加呼吸などの症状緩和や
深い呼吸による気持ちの鎮静効果が
期待できます。


まとめ

以降、徐々にタバコによる影響は消え
10年すると禁煙者と同等程度まで
体の状態は回復していきます。

今回は、
タバコの影響に焦点をあてましたが
ここまででわかる通り、
鬱病や精神疾患に対しても
禁煙による恩恵は期待できるといえます。
最後に、
ニコチンによる自律神経への影響を考え
禁煙はそれぞれのペースで行うか
医師の指導のもと行うことをお勧めします。

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