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2016年2月17日水曜日

疲れているからこそ注意!お風呂で寝オチは命とり





皆さん、お疲れ様です。
そんなお疲れな時に注意したい
ある現象について。


風呂の湯船で眠くなりませんか?

お風呂といえば、汚れとともに
1日の疲れを洗い流す場でもあります。
好みの湯温でどっぷり湯に浸かると
思わず『はぁ〜っ』と
声が出てしまうほど気持ちの良いものです。
その気持ちよさに、眠気が起こる場合もありますね。
しかし、眠気だと思っているその症状
もしかしたら危険なサインかもしれませんよ。

湯船での急激な変化に危険信号

湯に浸かるというのは、科学的にみると
温水に身体が温められると同時に
重力が軽減する代わりに水圧がかかります。
この時の身体状況を知らないでいると
自己を招く可能性があるんです
入る際に湯船にどっと浸かる
出る際に突然湯船から立ち上がる
この習慣がある人は要注意!

実は、日本における溺死は
世界でもトップクラスで
その多くが浴室内だそうです。
国内の事故を見ても
統計に反映されていないものを含めると
交通事故を上回るといわれるほど多いそうですよ。


温熱作用と静水圧作用による失神

温熱作用とは、
文字の通り湯に身体が温められること。
この時、身体の中では
末梢血管(指先足先など)に広がります。
手足が冷たくなることからわかるように、
心臓から離れた部分には血液が行き渡りにくいです。
しかし湯温で末梢まで温まり、
血液は普段より多く末梢まで巡ります。
良い効果といえますが、
急激にこの状況が起こることにより
脳への血液が足らずに
貧血による失神が起こる場合があります。
湯に入る前の身体が脱衣室で冷やされていると、
特に危険だといわれます。

静水圧作用とは、
たえず同じ水圧に身体がある状態です。
血液は動脈から送られ静脈により戻りますが
生脈には逆流防止の弁がついています。
これを静脈還流と呼びますが、
水圧により血液が戻りにくい状況が起こるのです。
すると身体は
普段より強い力で血液を送ろうと働きます。
この状態から急に立ち上がる(水圧から解かれる)と
めまいを起こし失神することがあります。

温熱作用と静水圧が同時に起こるこの状況は
身体にとって特殊な状況なのです。


安全に入浴を楽しもう!

しかし、日本人にとって
お風呂は憩いの場。
みんなが大好きなお風呂、
正しく安全に入ってみませんか?
まず、先に書いた通り
湯船の出入りをゆっくりにするだけで
ほとんどの事故を防げます。
さらに付け加えるならば、
脱衣室を暖かくする
入浴前にじゅうぶんシャワーで身体を暖める
肩まで浸からず半身浴にする
肩まで浸かる場合は出る前に半身浴してから出る
これらが効果的です。
日本人は、
どうしても湯船に気を許してしまうようです。
海外では儀式的な意味合いなどが強いのに比べ
日本ではリラックスする場として利用することも
事故を起こす要因にあるそうです。
せっかく気持ちの良いお風呂の時間
このことを、少しでも
頭の隅に置いていただければと思います。
Have a good bath time!



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