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2016年3月17日木曜日

ブーメラン効果、鬱病患者と接する際に気をつけたいこと





ブーメラン効果とは

人は、外的に物事を説得される
または押し付けられてしまうと
逆に気持ちが萎えてしまうことがあります。
学生時代に
口うるさく『勉強しなさい!』と親から言われ
むしろ反抗心が芽生えてしまった経験
ありませんか?


どういった心理状態なのか

人は元々、
自由でありたいという気持ちが根本にあります。
それを脅かされると、人はそれに抵抗し
自由を取り戻そうという気持ちが働きます。
これを心理的リアクタンスの状態といい
一連の感情変化を心理的リアクタンス理論といいます。
ブーメラン効果とは、
気持ちが反発し
意図した方向から戻ってきてしまうことから
こういった名前が付けられています。


鬱病患者と接する注意点

鬱病患者にも、ブーメラン効果は注意が必要です。
とくに注意が必要な場面として
初めての心療内科受診があると思います。

心療内科の初診は、
家族や友人の付き添いのもと
受診するケースがほとんどだそうです。
という事は、
鬱を自覚して受診するケースが少ないということです。

きっと付き添う人は、心配から
患者の方に受診を勧めるでしょう。
しかし、患者本人からすれば
『自分が鬱なはずがない』という気持ちが
強く出る場合もあると思います。
ここで、ブーメラン効果を頭の隅におき
話しをしてほしいと思います。
どうしても、自分が鬱病だと認めるのには
勇気がいります。
意固地なのではなく、不安なのです。
その場合は無理に説得するのではなく
まず、今何が不安でどんな気持ちなのか
説得するのではなく傾聴してあげてください。
患者の状況を明らかにするだけが
正しい事とは限りません。
まず、受け止めて考える余裕を作ってあげるのも
大切な場合があるのです。





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