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2016年7月5日火曜日

思考実験でひと休み、箱の中のカブトムシ






哲学者、ヴィトゲンシュタインによる
人それぞれの内面を
全て知り得ることができない例えです。


カブトムシと経験

この思考実験は、こうです。

カブトムシを知らない人が、
カブトムシの入った箱をそれぞれ持たされます。
それぞれカブトムシについて知ることができたところで
お互いの体験したカブトムシについて話し合います。

この際、
実はお互い違うカブトムシを見ていますよね。
種類や大きさなど、まちまちだったはずです。
会話が噛み合っているようで、
それぞれが違う経験に基づいて話しています。


人の内面を完全に知り得ることはできない

会話を通し、同じ体験を語り合ったとしても
自分のことを知っているのは自分自身だけという例えです。
それぞれ感じ方は違っているんだよ、
ということでしょうか。


まとめ

ヴィトゲンシュタインの哲学はけっこう難解ですが
最終的にはたどり着けなかった(着かなかった)
と言っているように、
とても人間味を帯びた内容です。

人の内面(個人の脳内の働き)について
とても突き詰めて考えていたようで
箱の中のカブトムシ
そういった背景があって生まれた例えなのでしょう。
ただ、なぜカブトムシだったのか知りたいです。


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