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2016年8月29日月曜日

香料の限度、強い香りを嗅ぎ続けると…





芳香剤、洗濯剤、消臭スプレー
世の中には香りを売りにした商品が
多数存在します。
もちろん
アロマキャンドル、アロマオイル、お香
癒しグッズとしても多数存在しています。

最近では、私もお香のある生活に
気持ちが安らいでいる気がしています。
しばらく使用していた時、ふと
こんなことを思いました。
『目も耳も舌も、使い過ぎるとバカになるよなー』
そう、あまり香りに頼りすぎると
嗅覚も鈍感になってしまうのではないかと
心配になり調べてみました。


前提に、日本人の嗅覚は鋭い

西洋人よりも東洋人は嗅覚が良いそうです。
そんな中でも、日本人の嗅覚は
ずば抜けて鋭いそうです。
外国では、臭いはより強い匂いで隠しますが
日本人はその根源を絶ちます。

もともと、身を清めて臭わせないことが
日本の長い歴史で美徳とされてきました。
そして、生活空間が発達したため
生活臭自体が極端に少なくなりました。
それが、嗅覚の鋭さを加速させています。

とはいっても、嗅覚が敏感なのは
目が良いのと同じです。
アフリカに住んでいる方は、
視力が異常に良いようです。
日本人の嗅覚にも同じことがいえます。
他の民族よりも、嗅覚が優れているということです。


そもそも、においの感じ取り方とは?

久々に実家へ帰った時、玄関を入ると
ふわっと懐かしい香りを感じることありまでんか?
『やっぱり実家は落ち着く』
と強く感じる要因でもあります。
これには、嗅覚の順応
というものが関わっています。

人は同じにおいの環境下に長い間いると
そのにおいに鈍感になります。
これは、嗅覚の機能不全ではなく
ごく自然な現象です。
脳がストレスを感じないように、
なかったことにしてしまうんですね。
嗅覚は寝ている間にも働いていますから。

実家から離れると、
鼻はそのにおいをリセットします。
そのため、久々に家へ帰ると
香りと共に懐かしい感情が湧くんですね。


鼻も感度が悪くなる?

そうなると、嗅覚は衰えない
と感じますよね。
しかし例であげた実家の匂いとは
無臭といって良いほど微かな香りです、
強い香りを長く嗅いでいる場合は話が別です。

強い香りを長く嗅いでいると
まずその香りに順応します。
しばらくして、
鼻に休む時間を作れば問題ないのですが
常にその匂いを体にまとっていたり
外では強い香水、家では強い芳香剤と
鼻の休まる時間を作ってやらないと
においそのものに対して
鈍感になってしまうそうです。

電車などで、強い香水をつけている人いますよね
『本人は臭くないのかな?』
と感じてしまいます。
しかし、実際のところは
本人の嗅覚が
順応しているか鈍感になってしまっているんです。
周りが教えない限り、気付くことは少ないです。


2つの鼻腔には面白い機能がある

補足にはなりますが、実は2つある鼻の穴は
交互に休みをとっています。
ネーザルサイクルといい、
片方の鼻腔内にある血管を膨張させ
空気の通りを制限するのです。
鼻は常に働いていますから、聞かない限りは
気が付きませんよね。
未だに、嗅覚の休憩以外には
その理由が解明されていないそうです。


まとめ

他の感覚器官と比べると、わりとタフなようです。
しかしにおい刺激は、そのまま脳へ伝わります。
ストレスを感じやすいので、
鼻にも休憩する時間を作ってあげてください。




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