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2019年6月21日金曜日

ヘイトスピーチの心理

ヘイトスピーチ




最近になって、当たり前のように使うようになった
ヘイトスピーチ。
なぜヘイトスピーチをするのか、
当人の心理や周りへの影響について
探っていきます。


ヘイトスピーチって?

専門的にヘイトスピーチを解説すると、
社会心理学など難しいことが含まれているので
わかりやすく簡略化します。
選挙などを思い浮かべてください
その際の、以下のようなスピーチをさします。
自分の政策などを力説する一般的なスピーチと異なり
競争相手の悪いと思った部分をアピールする
といった感じです。
(先ほど前置きした通り、政治や国など
歴史的に根深い要素を含んでいるため
上の例は一般的にわかりやすく解釈したもので
すべてを表わせていないことはご了承ください。)

この言葉がニュースなどで一般的に取り上げられたのは
2016年のアメリカ大統領選挙がきっかけだったと思います。
現在では、過激なデモなども
ヘイトスピーチとして取り上げられるようになりました。

今回は政治的な観点を省き
ヘイトスピーチの心理的効果を取り上げてまいります。


悪口?批判?パフォーマンス?

選挙や大きなデモ活動はメディアに取り上げられ
選挙後やデモが鎮静化した後でも
インターネット上に存在し続けます。
過激な論争をおさめた動画などを、いつでも見ることができるため
実際に見るのもいいかもしれません。

ヘイトスピーチは
自分を売るのではなく
相手の悪い部分を宣伝する
新しい戦略です。
ただ、聞いている側はあまりいい気分ではありませんね。
ではなぜ、一見すると
嫌われてしまいそうなスピーチをするのでしょう?

この方法が有効な理由としては
「心の底では、私も思っていたんです」といった
人間の潜在意識を呼び起こし引き込む
違った視点から他人の同意を求める
新しい手法だったからです。

最近では、この手法が他の場面でも
使われるようになりました。
相手への憎悪をデモ活動によりぶつける
という形です。
以前に増してデモ活動は過激なものになりました。

選挙でヘートスピーチは、
賛同者を引き込む技法です。
これをデモに使用すると
賛同者がさらに増え
規模が拡大してしまう危険性があります。
また、集団心理といって
多数決(賛成者が多ければ正しい)の効果により
誤った方向へ政治が偏る危険性を持ち合わせています。


学校で例えてみる


学校の規模で考えると、この方法の危険性が
より明確になります。

ある2人が喧嘩をしています。
「オレはこう思う、~だからこれは正しい」
これは、自分の意見をアピールしている場合です。
喧嘩を眺めていた周囲の人間に
自分がいかに正しいかを説明しています。

この際、ヘイトスピーチを使用すると
「アイツは、~だから間違っている」
と間違っている内容を引き合いに
同意を求めようとします。
健全な喧嘩ならば、ここで仲裁が入り落ち着きますが
「みんなそう思うだろ?」
「あいつの話は無視しよう」
となると、イジメへと発展しかねません。

喧嘩にとは、
これは子どもの成長にとって
実はとても大切な役割があります。
自分以外の意見が社会にはあふれている。
自分の考えを説明し説得する。
しかし、学校という閉鎖空間で
ヘイトスピーチを使ってしまうと
人間関係が歪みかねません。


まとめ

物事を批判することは、意見をまとめ
自分の考えを客観的に捉えることにもなります。
ただし、内容が過激であったり道徳的でなかったり
ヘイトスピーチは慎重に使うべきと考えます。

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