音楽に、癒す効果がある事は
科学的にも注目されています。
特定の周波数をもっていたり
不規則な波による自然的な音であったり
脳波と同調する効果があったりと
幅広く効果が確認されています。
ただし、字のごとく
音を楽しむために生まれたのが音楽であって
確立された決まりを守らないと
雑音になってしまいます。
楽器に関しても
演奏者は基本的な演奏方法を理解したうえで
高度なテクニックを求められます。
しかし、ライアーという楽器は
癒す事を前提として作られた楽器です。
枠に囚われることなく、
音を感じて癒される目的で作られています。
意味を深く考えず、
心のまま聴こえるまま楽しむという
他の楽器とは明らかに違う側面を持った
なんとも不思議な楽器です。
生まれるきっかけ
ドイツの音楽家であるプラハトと
彫刻家であるゲルトナーにより考案されたのが
ライアーという楽器です。
シュタイナー教育の考え方をおおいに取り入れた
心・体・魂へ働きかけることを目的としており
スピリチュアルな一面を含んでいます。
もう少し詳しく、踏み込んだ背景として
音楽家のプラハトは、
『障害のある子に対しピアノの音が強いのでは?』
という疑問を持ち、何か良い策はないものかと
思想家であり哲学者のシュタイナーに相談
『鍵盤・アクションすべて取り除きなさい』
そう助言を受け、
弦と共鳴体(本体)だけの
楽器制作にとりかかります。
彫刻家で家具職人のゲルトナーが加わり
二人で作り上げたのが、ライアー
残念ながら、出来上がったのは
シュタイナー死後でした。
もう少し詳しく、踏み込んだ背景として
音楽家のプラハトは、
『障害のある子に対しピアノの音が強いのでは?』
という疑問を持ち、何か良い策はないものかと
思想家であり哲学者のシュタイナーに相談
『鍵盤・アクションすべて取り除きなさい』
そう助言を受け、
弦と共鳴体(本体)だけの
楽器制作にとりかかります。
彫刻家で家具職人のゲルトナーが加わり
二人で作り上げたのが、ライアー
残念ながら、出来上がったのは
シュタイナー死後でした。
どんな楽器?
形は色々あり、とても独特。
ハープに近い弦楽器で、
弦楽器独特の共鳴箱がなく
弦の振動が直接体に伝わるように
設計されています。
今では、演奏できるタイプと
癒しに特化したタイプがあるそうで
どちらも気持ちが軽くなるような
魅力的な音が特徴です。
楽器の起源
ギリシア神話に登場する
アフロディーテが持っているとされる竪琴が
ライアーの起源とされています。
ただ、キリスト教には囚われておらず
宗教的な枠を超えた存在とされています。
現に、インドのヨガなどの用語を使い
説明される事もあったりと
なかなか奥が深いんですね。
まとめ
個人的には、
『無になれる』
『考えずに感じれる』
『聴いていて疲れない』
といった印象を受けました。
感覚としては、雨音に聞き入ってしまう
そんな自然的な効果に
似ているかもしれません。
似ているかもしれません。
なにより、楽器が出来上がるまでのストーリー
各地で愛されるその存在
それでいてスピリチュアルな謎を秘めている…
なんとも魅力的な楽器です。
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