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2019年6月22日土曜日

思考実験は、セルフケアに役立ちます!

生活の中でうつ病対策ができるセルフケア
哲学や物理学に用いられる思考実験
いっけん、「この2つに何の関係があるの?」といわれてしまいそうですが
2つのカテゴリーを深く理解していくと
脳を上手に使うという部分で、とても近いものだとわかります。
セルフケアと思考実験について
まずは、それぞれの特徴を見ていきます。


セルフケア
うつ病患者(健常者も含む)が
日常生活において、自律神経を整えたり
気分不快や動悸などの自覚症状を和らげるため
自分自身にケアを行うこと。
もしくは手法。

セルフトーク
セルフコーチング
サイキングアップ

思考実験
現段階の技術では行えない実験、もしくは道徳に反するため行えない事象について
脳内で実験を行うこと。
(詳しくは別記事を参照ください)

箱の中のカブトムシ
囚人のジレンマ
テセウスの船


セルフケアと脳

セルフケアは、うつ病にとって、充実した生活をおくるための
とても大切なスキルです。
ただし、自分の無意識を支配下に置くという点をみてわかるとおり
たやすくは習得できません。
習得するためには
自分の思考パターンや、感情の変化を察知する能力
すなわち、脳を知る事が大切です。
ここで、思考実験が役にたつのです。


思考実験から脳の使い方に慣れる

思考実験という言葉に慣れていない方もいるかと思います。
平たくいえば「物事をとことん追求する」ということです。
具体例として
哲学者ルネ・デカルトの「デーモン仮説」というのが、
思考実験の説明に適しているかもしれません。

デーモン仮説
リンゴはなぜ落ちるのでしょう?
命の起源は?
目に映る風景が実際に存在している根拠は?
すべてデーモンのイタズラで、
世界が存在していると錯覚しているだけだったら?
スケールが大きすぎて、頭がおかしくなりそうです…

デカルトは、身の周り全てを
ひとつずつ疑ってみました。
すると、何ひとつ確かなものがないと気がつきます。
ただ一つ、それを考えている自分という存在を除いて。
ここで有名なあのセリフ。
「我思う、ゆえに我あり」
カッコイイですね!

と、こんな具合に
身近な疑問から、科学で証明できていないものまで
自分の気が済むまで考えてみる
これが思考実験です。

もちろん、デカルトのように
1から考える必要はありません。
世の中には、先駆者による面白い思考実験がたくさんありますから。


まとめ

大切なのは、考える事
そして考えている自分を客観的に洞察することです。
容易いことではありません、なので
何度も思考実験を通して
自分はどう考え、脳はどんな答えを返してくるのか
それが感覚的にわかるようになれば
必ずセルフケアの役にたちます。
思考実験の中にも、セルフケアのヒントが隠れているかもしれません。
ぜひ、試してみてください。

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