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2019年6月22日土曜日

動悸(どうき)~palpitation~


動悸のイラスト




主な症状


実は、
医学的にまだ明らかになっていない動悸。
心悸亢進(しんきこうしん)ともいう。

心臓の拍動が自分で感じられる状態をいう。
心臓の鼓動がふだんより激しくなったり、
リズムが乱れたりすることで起こる場合が多い。
動作時(運動中やその直後)や
貧血時にみられるが、
基本的には自覚症状であるため
必ずしも心拍数が上昇しているわけではない
そのため、徐脈(脈拍数が少ない)時にも生じることがある。
また頻脈(脈拍数が多い)の際は特に動悸が起こりやすい。

運動時に鼓動が速く、強く感じるのは
誰でも感じられる現象。ただし、
動悸時はこれに不快感や不安を伴う。
そのため、動悸に対し敏感になると
繰り返し動悸症状が起きる場合も少なくない。
安静時にも、日常生活におけるストレスによって
動悸を感じることがある。
入眠時や起床時、リラックスしているときにも
ふいに動悸が起きることもある。
こういった経験が
動悸症状の悪化を招く可能性にもなる。


なぜ動悸がおきるの?


前項に取り上げた通り、自覚症状であり
精神的側面による刺激が引き金になっていると考えられている。
不安、イライラなどの精神的ストレスなどでもおきる。

恋をした時のドキドキも、
動悸として精神不安定になるケースがある。
余談ではあるが、
恋のドキドキで死に至るケースが実際に存在する。

アルコール,カフェイン,ニコチンなどの嗜好品により
精神的な刺激から動悸を感じる場合がある。


医学的な捉え方と、動悸の種類


医学的な説明では、
“必要な心拍数と実際の心拍数の解離
(心と体が伴っていない)がみられる状態”
とされている。

動悸には2パターン存在する。
一過性の動悸持続性の動悸
どちらに該当するかによって
アプローチも変わってくる。

一過性の動悸とは
精神的なストレスを感じた際や、不安・緊張によって一時的に
鼓動を感じ取るようなケース。
または、不整脈から動悸の症状が現れる場合もある。
この場合、受診時には症状が消失している場合が多く
“いつ” “どこで” “どのような場面で”
動悸の症状が出たのかを把握しておくことが
とても重要になってくる。
不整脈が原因の場合は、
循環器系の専門医に相談する。
問題が見つからないことも多々あり
その場合は心療内科への受診も検討していくこととなる。


動悸を起こす疾患

動悸は心因性とはじめから決めつける前に
どのような疾患が隠れているのか知っておく必要がある。
例えば、
心筋症・心膜症・肺炎・甲状腺機能亢進症
中毒症状・アナキフィラシー・脱水・低酸素血症など
即命に関わるような疾患が関係している場合もあるため、
専門医に正確な症状を伝える必要がある。

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