自分の意思とは反対に、
イヤな考えは頭にへばり付いて離れません。
動物は本能的に、良いことよりも
悪いことを記憶にとどめる傾向があります。
生きる知恵ですね、なんとも皮肉な話…。
人はその対策として、色々な気分転換を試します。
お酒を飲んで忘れる
散歩して気を晴らす
音楽を大音量で聴く
カラオケで歌う
熱いお湯に浸かる
でも、いちばん手っ取り早い方法がありますよね?
寝て考えることをやめること
そう、すぐにできて道具も時間もいらない
すぐにできる気晴らしです。
でも、その方法は安全なのでしょうか?
イヤなことを考えたまま寝るのは危険
寝ている時に記憶の整理をしている
というのは、比較的誰もが知っていることです。
その過程で、記憶は脳内に強く定着します。
もし、寝る直前に考えていたことが
忘れたいイヤな記憶だったとしたら。
さらに、寝て忘れようとした場合
寝る前は負の感情に満たされています。
イヤな記憶はそういった嫌悪感を帯びて
さらに強烈に焼き付いてしまいます。
イヤな記憶で眠れないのには意味がある
よく、
『イヤな事が気になって寝れない…』
そんなことありますよね。
あれは、本能的に
イヤな事を考えながら眠るのを
身体が拒絶しているからなんです。
イヤな記憶を定着させない防衛本能なんですね、
ちゃんと意味があるんです。
じゃ、どうしたらいいの?
まず、寝る前ですが
記憶より印象の強い刺激を受けることが
いちばん手っ取り早いです。
ホラー映画だって良いし、
水風呂に飛び込むのも良いかもしれませんね。
何しろ、違う事に意識を向けた状態で寝ましょう。
すでにイヤな事が頭に定着してしまった場合、
時間をかけて記憶が薄れるのを待つ他
これといった打開策はありません。
ただ、その間に
楽しい記憶がたくさん上書きされれば
イヤな記憶は劣化して古くなっていきます。
まとめ
どうしても、人は
イヤな記憶を大事にしてしまうようです。
そのため、1日の終わりには
いったんリセットできる環境があるなど
寝る前にワンクッション置くことを心がけると
生活の質が向上するかもしれませんね。
0 件のコメント:
コメントを投稿