セルフトークとは自分自身に語りかける言葉、
わかりやすい代表が独り言でしょう。
もちろん、口に出さずとも
誰もが無意識にセルフトークをしていて、
それが行動や気持ちを左右することも
おおいにあります。
セルフトークとは、自分自身に
語りかける言葉以外も指します。
『嫌な天気だなぁ』
『いつも失敗ばっかりだ…』
『最近は良いことが続くぞ』
なんて普段から心の中でささやく言葉も
すべてセルフトークです。
鬱におけるセルフトークは、それは
壮絶な内容となります。
『苦しまずに死にたい』
『生まれなければこんな経験しなかった』
『これなら感情の無いロボットの方が幸せだ』
どれも私が鬱症状のひどい時期の
セルフトークです。
こうしてみると、鬱病患者にとって
セルフトークがどれだけ大切なものか
わかって頂けると思います。
鬱状態でのセルフトークは、自らを蝕みます。
もう一人の自分に、たえず罵声を
浴びせられているようなものです。
それはさらにうつ症状を悪化させ、
セルフトークの内容もいっそう
ひどい内容になっていくでしょう。
セルフトークを発信しているのは
自分自身だと知る
これは当たり前でいて、もっとも大切な事実。なぜなら、自分で操る事が出来ると
言い換えられるからです。
たとえば私のセルフトークを
例にあげてみます。
『これなら感情の無いロボットの方が幸せだ』
これは私の中で一番まいっていた時に
出た言葉です。
しかし落ち着いたときに思い返すと
なんともしょうもない内容、そう思えるのです。
『そもそもロボットは、幸せかなんて考えない』
よく自分の言葉をこんなふうに訂正し
マイナス思考は良くないクセだと
反省していました。
鬱がぶり返すと、また同じようなことを
考えてしまうのですが…
しかし毎回、こうして訂正しているうちに
鬱状態の時に
『この考えは正しいのか?』という
疑問が生まれるようになりました。
これが実はとても重要、
鬱状態の時に
自分のネガティブシンキングに気がつくというのは
セルフトークを操作するにあたり
最初のステップです。
鬱状態の際に、その違和感に疑問を持ち続けると
マイナス思考でいる必要がないと思い始めます。
『そんな考え方は、損をしている』と
自分の中に変化が起こり始めるのです。
これが次のステップになります。
そして最終ステップでは、
実際にセルフトークを明るい話題へ
すり替えていきます。
ここは根気のいる作業でもあって、
ここは根気のいる作業でもあって、
次々現れるマイナスワードを
別の話題で被せてしまいます。
その内容はなんでも結構、
今朝の私だと
『寒い、なんでこんな中仕事に…』
というセルフトークに
『あのお姉さんはこんな寒いのに露出多いな』
なんてどうでもいい様な話題で被せちゃいました。
実際、すぐに被せてしまわないと
さらに次のマイナスワードを呼び寄せてしまうので
近くに散らばっている、どうでもいい事でも
どんどん話題作りしてしまうといいです。
よく記述に
悪いセルフトークは、
良いセルフトークに切り替えましょう
なんてありますが、実際かなり難しいと感じました。
突然できるものでもなく、
ある程度の慣れが必要です。
焦らず、少しずつが良いでしょう。
また、テクニックの1つに
ストップというのがあります。
ゴニャゴニャと悪い考えが浮かんだ際、
『まった!』『おしまい!』『いったん置いとこ!』
とセルフトークで叫びブレーキをかけます。
なんでも良いです、自分にツッコミを入れるつもりで。
そのくらいのユニークさも、逆に効果的です。
まとめ
けっきょくのところ、セルフトークとは言いつつ
意識と潜在意識による
自虐ネタとハイテンションツッコミのガチバトル
これが一番しっくりくる説明かと思います。
離れることのできない永遠のライバル
でも2つが揃って1人の人格が出来上がっています。
相方(潜在意識)との息があえば、
自ずと楽しいセルフトークができると思いますよ。
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