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2019年6月7日金曜日

貧血(ひんけつ)〜anemia〜

鬱と貧血








貧血とは

血液が薄くなったり、血液中の赤血球の減少または
赤血球の中に含まれているヘモグロビンが減少、
それに伴い体に十分な酸素が供給されない症状。

ヘモグロビンのボーダーラインとして
女性は13g/dl
女性は12g/dl
これを下回ると、症状が現れるといわれている。
(血液検査により、確認できる)

また、貧血という病名はない。
診断結果によって、
その種類は多岐に渡る。
(詳しくは下記を参照)

主な症状

動悸、めまい、息切れ、倦怠感、頭痛など
様々な症状と同時に発症するケースもあり
不安を感じたり、ストレスの原因にもなりえる。

貧血の症状が出る前に
動悸や息切れを感じる場合が多い。
理由として、
酸素不足を解消しようとする過程で、
血流を増加しようと体が働き
動悸を感じたり、
呼吸量を増やそうと体が働き
息切れを感じるため。
それでも酸素不足が解消されないと
貧血という症状が現れる。

一般的なケースとして、
立ち上がった際に意識が遠のく
立った状態から立ちくらみを生じる
といった一過性の症状がある。
医学的にこれは貧血に分類されていないが、
心因性の貧血といえる。
起立性低血圧(脳貧血)というもので、
30歳を過ぎたあたりから
体の異常として感じる人の割合が増えてくる。


貧血のサイン

貧血の患者に見られる、
外的な症状がある。

酸素不足などにより
顔面蒼白や顔が黄色がかって見える。
受診の際は、メイクをしない事が
早期発見につながる。

また、爪の状態を見て
貧血を探ることができる。
爪が割れやすい、形が悪い、
縦に線が入っている、白く濁る、
中央がへこむ、など。
こういった場合は、鉄分又はビタミンC等の
栄養の偏りや不足が原因と考えられる。


鉄欠乏性貧血

貧血症状の大半は、
鉄の不足といっても過言ではない。
体内の鉄分が足りなくなり、
貧血が起きる。
(対策については、
下記の対策を参照ください)


貧血とうつ病の関係

鉄の不足で貧血が起きることがある。
あまり知られていないが、
鉄不足でうつ病を悪化させることも
わかっている。

脳内物質の
セロトニン
ノルアドレナリン
ドーパミン
これらの物質も、鉄分から作られる。
そのため、鉄分が不足すると
貧血だけでなくうつ病の悪化にも影響。

また、鉄分を上手に蓄えておけない
潜在性鉄欠乏症という症状。
通常の血液検査ではあまり調べない
フェリチン値が低い状態。
この状態で感じるのが
気分の落ち込み、イライラや不安感、
動悸やめまい、目覚めが悪いなど
うつ症状と近い感覚。
そのため、
うつ状態を加速させる要因になりえる。
フェリチン値の基準は
100ng/ml以上なら正常
10ng/ml以下だとうつ状態に
影響が出るレベルだそう。


その他、貧血の種類一覧

以下は名前のみ紹介。
どれも、貧血の起きやすい病状。

巨赤芽球性貧血
再生不良性貧血
胃潰瘍、十二指腸潰瘍
胃ガン
子宮筋腫
子宮内膜症
慢性心不全
白血病
多発性骨髄腫



貧血の対策

偏食やダイエットによる栄養素の偏りは、
ヘモグロビンの働きに影響します。
ヘモグロビンは
タンパク質と鉄分から作られます。
不足するとヘモグロビンが減少し
貧血になりやすくなります。
また、ビタミンCは
鉄分の吸収を助ける役割があります。
そのため、貧血の際は
鉄分、タンパク質、ビタミンCを念頭に
食生活を見直すだけでも
改善の大きな糸口となります。

また、女性の場合
妊娠や出産、授乳により
通常より鉄分不足になるリスクが
大きくなります。
妊娠中は胎児や胎盤へ
優先的に栄養が使われるため、
栄養不足による貧血が多くなります。
産後も、母乳に鉄分を使うため
栄養が不足しがちです。
自分の状態にあった栄養摂取を
見直す必要があります。
生理による出血で、
貧血を起こすケースもあります。
この際も、先ほどの栄養に
着目してみてください。


貧血時に接種したい食べ物

レバー、ひじき、にぼし、ほうれんそう
肉類、魚介類、卵、乳製品、大豆製品

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