今回は身近に潜む強迫性に焦点を当てていきます。
日常生活で、
CMや広告を目にしない日はありますか?
宣伝というのは、社会に触れる行動をとれば
必ず情報として入ってきます。
家から出なかったとしても、
テレビやインターネットなどの媒介から
必ず情報を目にすると思います。
社会性に重みをおく人間にとって、
宣伝はとても身近な存在です。
CMや広告といった宣伝は、噓偽りが無いよう
厳しくチェックされています。
表現方法についても、適切でなければ
私たちの目には届きません。
しかしそんな厳選された宣伝の中にも
強迫性の強いものが多くあるのをご存知でしょうか?
強迫性の強いCMや広告とは
出回っている宣伝には2種類の手法があります、
それはポジティブCMとネガティブCMです。
専門的な括りではないようですが、
ポジティブなCMとは
ストーリー性や動物などの癒し効果に惹かれたり
純粋に製品を気にいり記憶に残る内容のもの。
ネガティヴCMとは
製品を紹介するため、その効果を
Before and Afterで比較したり
あえて製品を使う前の状態を
大袈裟に表現しているものです。
ではネガティブCMや広告の影響とは?
こんなCM見たことありませんか?
例1シャンプー
『毛穴には古い脂がギッシリ(頭皮のアップ映像)
この製品でスッキリ落とせます』
例2ハンドクリーム
『一般のハンドクリームは化学成分が多いのに対し
我が社製品は自然由来成分のみ使用しています』
例3肩コリ等の錠剤薬
『身体中が凝っているあなた(体が石になる表現)
この薬で解消します(石が砕ける表現)』
例4家庭日用品
『あなたはまだそのやり方?
菌がまだこんなに!』
その製品が身体に直接
もしくは間接的に関係する商品に多いように感じます。
その方が危機感を覚え、
効果的ではあるかもしれません。
しかし、CMを見る側からすると
場合によっては大きなストレスとなり得ます。
もし見る側の人が強迫性障害、もしくは
特定の情報に対し敏感だった場合
(コンプレックスを持っているなど)
精神的なダメージとなり得ます。
きっと衝動的にその商品を欲するでしょう
しかし実際はどうでしょうか?
実際の経験でこんなことがありました
知人の20代女性Aさんは、
日頃から手荒れに悩んでいました。
そんなある日、市販で使っているクリームは
症状を悪化させるという広告を見て
その広告に載っていた無添加の製品を使い始めたのです。
私はその話を聞き、
以前のクリームと新しく使いはじめたクリームの
成分表を見比べてみました。
確かに専門的な用語がほとんどありませんが、
オリーブ・ココナッツ・ハチミツなど
『これは肌に塗って良いのか?』
といった名前がずらりと並んでいます。
『こんなの塗るなら、
ワセリンでも塗ってた方がマシかもよ?』
とその場は話終わりました。
後日きちんと皮膚科で診てもらい、
その商品も見せたそうです。
先生に『ずいぶん余計なものが入っている、
これなら塗らない方がマシ』
と言われたそうです。
まとめ
よく放送禁止になるCMがあります。
それだけ、宣伝を発信するにあたり
倫理的・社会的にギリギリのラインで
宣伝活動を行っている事が伺えます。
販売側は、どうしたって
他の製品より優れていることを
アピールしなければいけません。
そのため私たち消費者は、それが真実なのか
または必要なのかを考え行動する必要があります。
上記にあげたCMや広告が悪だとは思いません、が
誤った価値観や
過度な価値観を加速させる要因になり得るのは確かです。
商品を選ばされずに、自分で選ぶ心掛けが大切ですね。
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